鮫洲、大型自動二輪車の一本橋

さて、無事スタートから一本橋(直線狭路コース)に向かったとします。

この際、自動二輪の時と同じように「なるべく橋のラインの延長上に重なるよう」にバイクをスタートの白線手前(直線狭路台手前の指定地点)に止めます。

通過時のコツは自動二輪のときに教わったまんまですが目線の目標として使えそうなのが坂道発進の坂道入口の道路標識です。白い棒が2本ほど見えますので、それを目線の目標にすると良いと思います。

なるべく遠くに目線を置くの目標です。

一本橋の出口付近を目線目標にされている方は、そのままで構いません。

一本橋をわたり終わったら再度一旦停止です。これは技能試験を申し込んだ際に渡される「受験の手引き(技能試験を受ける方のために)」にも記載があります。

次に波状路へ向かうべく右折の合図を出します。右左折の合図のタイミングは30m手前、または3秒前といったことが頭をよぎりますが、一旦停車後の合図なのでこうした交差点や進路変更時の合図とは意味が異なります。

左右をよく見て検定コースへ戻りつつ波状路へ向かいます。

 

なお、大型自動二輪一本橋の所要通過時間は10秒以上ですが、減点とならない所要時間であって、不合格の時間ではありません。所要時間にこだわるあまり一本橋からの逸脱、足つき、転倒、エンストしては元も子もありません。『とにかく通過!』が目標です。10秒を目指すのであれば、一本橋上の半ば以降でフットブレーキ半クラでスピードを殺し慎重に通過するのが安全です。そこまで通過していれば、バイクも橋から逸脱したりせず一本橋上に安定して走行しているはずだからです。

よく、一本橋上ですごく時間をかけて通過練習をしている場面を見かけますが、一本橋上にバイクが有る限り不合格になる可能性がある以上、最短時間で通過すべきで「通過時間に10秒出せればよい」程度に目標設定しておくほうが安全と考えます。

何十秒かけたとしても、橋から逸脱したり足つきしてしまっては意味がありません。一本橋上に長くとどまる競技ではないのですから...。